NECエレクトロニクスは7月22日、アナログテレビでも地上デジタル放送を受信できるセット・トップ・ボックス向けのシステムLSIを開発したと発表した。今秋から出荷を開始する。
開発したLSIは総務省と社団法人デジタル放送推進協会が地デジの完全移行に向け策定した「簡易なチューナー」の仕様ガイドラインに準拠した半導体。
新たなLSIは別々の半導体で構成していた「フルセグOFDMチャネルデコーダ回路」と画像圧縮・伸張などを行なう「画像処理回路」を、世界で初めて1チップ上に集積した。また、周辺回路の集積化やメモリの統合などで、大幅なコストダウンを図ったという。
NECエレでは地上デジの普及促進とアナログ停波時のアナログテレビ保有者救済に貢献できる製品と位置づけ、早期の製品化と販売活動を展開する考え。
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