東京大学大学院情報理工学系研究科(苗村健准教授)と日立製作所(古川一夫執行役社長)は6月2日、カメラで撮影した映像を高速で処理し、特殊な眼鏡をかけずにライブで立体映像を見ることができるシステムを共同で開発したと発表した。
東京大学が開発した、64台のカメラを搭載した可搬型カメラアレイシステムと、日立が開発した特殊な眼鏡をかけずに立体映像を見ることができる「裸眼立体視ディスプレイ」を組み合わせ、画像を高速に処理できる技術を開発したことにより実現した。
「裸眼立体視ディスプレイ」が表示する被写体の位置を、リアルタイムで前後・左右・上下方向に自由に変えることができる。また、一般的なPCでデータ処理ができ、かつカメラアレイシステムも可搬型であることから、システム全体の移動も手軽。
なお、本システムは、7月10-11日に東京大学で開催する「3次元画像コンファレンス」で実演展示する予定。
東京大学=http://www.u-tokyo.ac.jp/
日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/
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