「iPod」の新製品が2008年もいつもの時期、つまり9月ごろに登場すると期待しよう。
ハイエンドのオーディオチップメーカーであるWolfsonは米国時間3月27日、株主に対して、同社は「主要な一流顧客が2008年の第3四半期に発売すると見られる、次世代ポータブルメディアプレーヤーでその顧客からサプライヤーの1社として選ばれなかった」と通知した。情報筋がReutersに語ったところによると、「主要な一流顧客」とはAppleのことであり、Wolfsonが排除されることになったのは「iPod nano」と「iPod touch」の新バージョンであるという。
Appleは過去3年にわたって第3四半期にiPodのイベントを開催しており、2005年9月にはiPod nano、2006年9月には改良版iPod nano、2007年9月にはiPod touchを発表してきた。筆者はこうした経験から9月には休暇を取らないことにしている。9月はAppleが新しいモデルを発表する時期であり、またホリデーシーズン商戦が本格的に始まる時期でもある。Appleは第4四半期には他のどの四半期と比べても約2倍のiPodを売り上げる傾向がある。
Wolfsonをサプライヤーから外す決断をした結果、AppleはiPod nanoとiPod touchをどの方向に導こうとしているのかは不明である。Wolfsonは、Appleを顧客として完全に失ってしまったわけではなく、他の「成長性の高い」製品では関係を維持していると述べた。
筆者が賭け事をする人間だったら、第3四半期のiPodのイベントでは3G対応の「iPhone」も登場すると予想するだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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