Lunascapeは9月14日、レーザーポインタにドローイング機能やマウス機能を付加するプレゼンテーションツール「Afterglow」を発表した。すでに同社サイトで販売している。
Afterglowは、プレゼンテーションの際に、レーザーポインタを利用して字や図形をスクリーンに直接書き込むことができるツール。田川欣哉氏(現takram design engineering代表)とリーディング・エッジ・デザインにより2004年度IPA未踏ソフトウェア創造事業の採択事業としてプロトタイプのデザインと開発が行われ、その後takramが研究・デザイン・技術提供を担当、Lunascapeが研究・開発・ビジネス化を担当する形で製品化された。
従来、PowerPointなどを利用してプレゼンテーションをする際に、レーザーポインタを利用して画面に字や図形を書き込むことは不可能だったが、Afterglowを利用すれば、市販のレーザーポインタでスクリーンをなぞるだけで、スクリーンへ直接絵や文字を書くことができる。
ドローイング機能のほかに、レーザーポインタの光でプレゼンテーションのページ送りやページ戻しといった操作を行ったり、マウスの代わりとして利用したりすることもできる。
この技術に必要な機器構成は、パソコン、プロジェクター、レーザーポインタ、USBカメラのみ。Afterglowの画像処理システムは、USBカメラを通して入力される映像からレーザーポインタの光の点を検知し、その軌道を自動追尾する。
動作環境は、Intel Pentium ?またはPentium M 1GHz クラスのプロセッサ、Windows 2000, Microsoft Windows XP、256MB以上のRAM(512MB以上推奨)、50MB以上の空き容量のあるハードディスク、XGA(1024×768)以上の画面解像度を外部出力可能なグラフィックカード。
なお、このAfterglowはソフトウェア単体ではなく、ウェブカメラやレーザーポインタなどのシステム一式での販売となる。Lunascapeは導入企業の環境に合わせた構成で納品を行う。価格は50万円から。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力