ジャストシステムは6月5日、Intelプロセッサ搭載のMacに対応し、変換精度を向上させる新変換エンジン「ATOKハイブリッドコア」を新しく搭載した、日本語入力システム「ATOK 2007 for Mac」および「ATOK 2007 for Mac プレミアム」を7月20日から発売すると発表した。希望小売価格は税別でそれぞれ9800円と1万2800円。
ATOK 2007 for Macは、Intelプロセッサ搭載のMacへの対応と同時に、PowerPCプロセッサ搭載のMacでもアーキテクチャの最高パフォーマンスで動作するように設計されたUniversalアプリケーション。次期OSとなる「Mac OS X v10.5 Leopard」にも対応予定で、Leopard発売後に対応モジュールを無償提供するとしている。
最先端の自然言語処理研究チーム「ATOK Lab.」の成果を反映した変換エンジン「ATOKハイブリッドコア」を搭載し、より自然な変換が可能になった。そのほか、変換効率の向上や、快適に入力できる機能の強化を図っている。
前後の文節から意味を判断し、候補ウインドウに表示される第2候補以降の候補順を動的に切り替える「最適候補提示機能」を新搭載し、校正支援機能を強化。間違えやすい同音語がある単語の変換時に、ツールチップで提示して注意を喚起し、提示した同音語の選択を支援する。
また、改まった文書に不適切な表現を用いた際、指摘して訂正を促す「くだけた表現の指摘」機能についても強化を行っている。さらに、「日付入力支援機能」で対応できるキーワードを追加し、「一昨年」「来月」「木曜」などから、正確な日付の入力が簡単に行えるようになった。
また、ジョルダンの経路検索ソフト「乗換案内」をATOKの辞書/辞典コンテンツとした「乗換案内 駅名変換辞書 for ATOK」を収録。最初の数文字入力するだけで正確な駅名を入力できるほか、駅の詳細情報を参照でき、ウェブ上で地図などの確認もできる。
さらに、ATOK 2007 for Mac プレミアムでは、上場企業の正式な会社名の入力や会社情報を提示する「会社四季報 企業名変換辞書 for ATOK」や「明鏡国語辞典・ジーニアス英和/和英辞典/R.2」を搭載するほか、「アスキー マック用語辞典2007 for ATOK」を搭載、最初の数文字の入力だけで、Macの製品名称や型番、用語の正式な入力や情報を参照することができる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」