Microsoftの最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏は11月6日、日本のPCメーカー責任者と共同で開催した「PC Innovation Future Forum」の席上にて、「Windows Vistaは1月30日に出す」と発言した。
このフォーラムは、来日したBallmer氏がPCメーカーの責任者と今後の展望について議論するために開催された。NECパーソナルプロダクツ、エプソンダイレクト、シャープ、ソニー、東芝、日立製作所、富士通、松下電器産業のPC部門の責任者が出席し、各社の方向性やMicrosoftに対する要望などを語る中、東芝 執行役上席常務PC&ネットワーク社社長の能仲久嗣氏が「Vistaには期待している。1月には必ず出荷してほしい」とコメントしたことに対し、Ballmer氏が「1月30日に出す」と述べた。
なお、企業向けのVistaは、米国にて11月30日に開催されるイベントにて正式発表する予定だ。
Ballmer氏は、日本のPCが非常に高機能であることについて触れ、「日本に来ると他の国にはない高機能なPCがあるので、いつもうらやましく思う」と述べている。今回のフォーラムで得た各社からの意見を、Ballmer氏は次のようにまとめた。
「PCには、インスタントオン機能など家電並みの使いやすさが必要だ。また、テレビなどのAV機器とPCとの融合を進めなくてはならない。携帯電話のように小さくて安価なデバイスも必要だろう。Vistaに対する期待が高いこともわかった。1月末のVistaリリース時には、積極的にVistaを推進しなくてはならない。また、Windowsをもっと柔軟にカスタマイズしたいというニーズがあることもわかった」(Ballmer氏)
Ballmer氏は、小さなメモ用紙にびっしりとメモを取り、「こうしたPCメーカーの意見を今後の製品開発に生かしたい」と述べた。
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