ボーダフォンは9月28日、10月上旬以降に順次発売予定となる第3世代携帯電話端末13機種を発表した。同社は10月1日付けで社名を「ソフトバンクモバイル」に改めるため、今回発表された端末は新ブランドでの発売第1弾となる。
発売されたのは、シャープ製3機種、東芝製3機種、Samsung電子製2機種、NEC製1機種、ノキア製1機種、パナソニックモバイルコミュニケーションズ製1機種という11機種の音声端末と、HTC製のWindows Mobile 5.0を搭載したスマートフォン端末1機種、セイコーインスツル製の通信カード型端末1機種の合計13機種だ。
ノキア製の「SoftBank 705NK」がストレート端末、Sumsung電子製の「705SC」がスライド式であるほか、音声端末については全て二つ折り型となっている。
Windows Mobile 5.0を搭載した「X01HT」は、スライド式でQWERTYキーボードを搭載。同種の端末としてはPHSにウィルコムの「W-ZERO3」、携帯電話にドコモの「hTc Z」があるが、hTc Zは法人向けのみであるため、携帯電話で個人が購入できるWindows Mobile 5.0搭載端末としては国内初となる。
通信方式はW-CDMA、GSMおよびHSDPAに対応、下り最大1.8Mbpsでの通信が可能だ。無線LAN機能およびBluetooth機能も搭載。液晶ディスプレイは2.8インチのQVGAで、カメラ機能はメインが有効画素数200万画素、サブが10万画素となっている。カラーはブラックのみで、発売は10月中旬以降の予定となっている。
シャープ製の「910SH」は、光学3倍ズームとオートフォーカスに対応し、有効画素数500万画素のカメラ機能を搭載したモデル。液晶は2.4インチのVGA液晶となっている。外部メモリはmicroSDカードに対応し、最大1Gバイトまでのメモリが利用可能。カラーバリエーションはチタン、ブラック、レッド、ホワイト、ブルーの4色で、発売は11月中旬以降が予定されている。
Samsung電子製の「706SC」は折りたたみ時の厚さが約12.3mmで、国内の3G端末において最薄になるという。薄型機種ではあるが、カメラ機能は有効画素数200万画素で回転型となっており、PCドキュメントビューワや辞書機能なども搭載されている。カラーバリエーションはブルー、シルバー、ブラック、ピンクの4色で発売は10月中旬以降。
同じくSamsung電子製の「705SC」はスライドタイプで3G端末最薄となる約12.9mmの厚さとなっており、同じく200万画素のカメラ機能やPCドキュメントビューワ、辞書機能を搭載している。こちらのカラーバリエーションはレッド、ブラック、ホワイト、ピンクの4色で10月上旬以降に発売予定。
各端末は、最も発売が遅い予定のカード型端末「C01SI」(セイコーインスツル製)で12月上旬以降となっており。秋から冬にかけて販売が開始される。全モデルのカラーバリエーションは合計で54色。Yahoo! JAPANのコミュニケーションサービス 「Yahoo! mocoa」に対応したモデルや、新コミュニティサービス「S!タウン」などに対応したモデルがラインアップされている。
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