ビデオゲーム「Grand Theft Auto(GTA): San Andreas」の開発元Take-Two Interactive Softwareの米国時間7月21日の発表によると、連邦取引委員会(FTC)が同社に対する同意判決と和解を全会一致で認めたという。
今回の和解は、人気ビデオゲームGTAに隠された性的コンテンツに関する米政府の数カ月間の調査を経て、米国時間6月8日に発表されたもの。この和解では、Take-Twoは「製品パッケージの分かりやすく目立つ場所に年齢指定に関する情報を載せ、あらゆるプロモーションや広告でアピールすること」に同意した。
ゲームソフトの審査を行う第三者機関Entertainment Software RatingsBoard(ESRB)がTake-Twoに対し「GTA: San Andreas」の販売対象年齢を「M(17歳以上)」から「AO(成人限定)」に変更するよう求めたことを受け、Hillary Clinton上院議員(民主党、ニューヨーク州選出)を含む連邦議会議員らがこの問題の調査に関与してきた。このゲームには性的描写を含んだコンテンツが隠されており、その制限を簡単に解除できることが明らかになっていた。
また5月には、別のTake-Twoのゲーム「The Elder Scrolls IV: Oblivion」の販売対象年齢もESRBにより「ティーン(13歳以上)」から「M」に変更させられた。同委員会によると、同社はゲームの暴力的描写レベルを控えめに申告し、GTAの場合と同様、第三者の作成したソフトウェアで制限を解除するとトップレス女性のスキンにアクセスすることができた。
Take-Twoは2006年6月、今後この合意に違反するたびに1万1000ドルの罰金を支払うことに同意している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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