Apple Computerは米国時間5月15日、「iPod」と「iPod nano」を巡って同社を特許侵害で訴えたCreative Labs(本社:シンガポール)を逆提訴した。Creativeは、個人向けメディアプレーヤー市場でAppleに大きく水をあけられて2位に甘んじている。
この訴えは、CreativeがAppleをカリフォルニア州の連邦地方裁判所に提訴したのと同じ日にウィスコンシン州の連邦裁判所に提起された。Creativeは、iPodの販売差し止めと損害賠償の支払いを求めている。
Appleは訴状のなかで、Creativeがデジタルメディアプレーヤーのユーザーインターフェースやアイコンの表示に関するAppleの4件の特許を侵害したと申し立てている。Appleも、損害賠償と、特許の継続使用を禁じる差し止め命令を求めている。
Creativeは、同じ週に米国際貿易委員会(ITC)に別件の申し立てを行っており、こちらでも米国でのiPodとiPod nanoの販売を禁じる差し止め命令を請求している。
Creativeの申し立ては、米特許商標庁が2005年8月に認めた特許に焦点を当てている。その内容は、同社のMP3プレーヤー「Zen」で各種楽曲を整理するシステムに関するものとなっている。また、同社の最高経営責任者(CEO)は同年12月、侵害の疑いがある場合は自社の特許権を主張して著作権料を徴収する計画であることを示唆した。
Appleは19日現在コメントを控えている。Creativeにもコメントを求めたが回答は得られなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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