東芝は米国時間9日に、ロサンゼルスで行われる「Electronics Entertainment Expo(E3)」で、HD DVDプレーヤーを搭載するノートPCを発表すると見られている。
今回発表になる「Qosmio G35-AV650」は、17インチの液晶画面(解像度は1920 x 1200ピクセル)を搭載し、HD画質の映画を再生できる。HD DVDフォーマットの映画タイトルはまだ数が少ないが、それでもすでにいくつか発売になっており、また今年中には約200前後のタイトルが揃うと、Qosmioシリーズ担当プロダクトマネージャーのDave McFarland氏は語った。
HD DVD陣営は、ソニーを中心とするBlu-ray陣営と、高品位な次世代DVDの標準争いを続けている。HD DVD側では、今月からHD DVDプレーヤーや対応ドライブ内蔵のPC、同フォーマットのタイトルが出回り始めているが、一方Blu-rayに対応する映画タイトルやハードウェアは早くても7月にならないと登場しないと見られている。ただし、Peerflixが最近行った調査では、今年どちらかの製品やソフトを選ぶのはアーリーアダプターのなかでも最も新しい物好きの人々に限られるという結果が出ていた。
Qosmio G35は、2GHzのIntel Core Duoプロセッサ、100Gバイトのハードディスク2基(RAID対応)、そして1GバイトのDDR2メモリを搭載し、グラフィックチップはNvidiaの「GeForce Go 7600」(256MバイトのDDR3メモリ付属)が内蔵されている。OSはMicrosoftの「Windows Media Center Edition 2005」が採用されている。
Qosmio G35のkakakuは2999ドルになる予定で、先行モデルのQosmio G30(2399ドル)よりも600ドルほど高くなるとMcFarland氏は説明した。なお、Intelの「ViiV」には未対応で、今後の製品でサポートするかどうかを現在検討中だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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