コンパクトデジカメの春モデル商戦序盤で好調なスタートを切ったのは、登 場2週目で1位を獲得した松下電器産業の「LUMIX DMC-FX01」だった。春の行楽 シーズンが本番を迎えるこれからの時期、ゴールデンウィークを頂点にコンパ クトデジカメの春モデル商戦は本格化する。その前哨戦について「BCNランキ ング」3月第3週(3月14日-3月20日)のデータをもとに動向をまとめた。なお 今回は、機種ごとの動きを見るため、カラーバリエーションのある機種は合算 して集計した。
●今年の春は「ブレ防止」に加えて「広角」がキーワード
今年に入って発売された機種を「春モデル」と定義すると、序盤戦の状況を 反映する今回のランキングで、トップ20に早くも8モデルがランクインしてき た。
このところコンパクトデジカメは「手ブレ」や「被写体ブレ」を防止する機 能が標準となりつつあるが、今年の春モデルでは「広角」レンズを採用した機 種が目立つ。ブレ防止もさることながら、「集合写真や風景などを簡単に撮影 できる」ことが、新たなアピールポイントとなっているようだ。
販売台数シェア9.8%でランキング1位を獲得したのは松下の「LUMIX DMC-FX01」。FXシリーズの最新モデルとなり、35ミリフィルムカメラ換算で28-102mmと、広角側を広めにとった独ライカ製のズームレンズを採用した。CCDは有効600万画素。光学式手ブレ補正のジャイロセンサーと最大ISO1600までの高感度 モードで「手ブレ」と「被写体ブレ」の双方を防止する。ボディーカラーのバ リエーションは、シルキーシルバー、ミスティピンク、パールホワイト、エク ストラブラックの4つ。都内の家電量販店では4万円台半ばで販売している。
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