悪名高いコンピュータの破壊者、ケビン・ミトニックに一足早いクリスマス。
米Sun Microsystemsや米Motorolaといった企業のコンピュータに不正侵入した罪で、5年間刑務所で過ごした元ハッカーのミトニックは現在、第二の人生を楽しんでいる。広範囲にわたるインタビューで、39歳のミトニックが明るい未来への展望を語った。ミトニックは保釈後、3年間の保護観察処分を受けているが、将来は愛用品を米eBayのオークションで売り、オスカー俳優のケビン・スペーシーと共に映画会社を立ち上げるのだという。
ミトニックへのクリスマスプレゼントは、米国連邦通信委員会(FCC)から届いた。同委員会は23日、ミトニックにアマチュア無線免許の再取得を認める決定を下した。
アマチュア無線はミトニックが13歳の時からの趣味だった。今では主に友人との交信に使っているが、その趣味がコンピューターへの侵入へと興味を駆り立てていったという。
「初めてテクノロジーにわくわくした。どうやったら動くのだろうかってね」とミトニックは24日に語った。「アマチュア無線で通信の全てを学んだ。ラジオの組み立て方もね。物を分解して、また組み立て直すことが大好きだったんだ。」
アマチュア無線免許の更新期限は、コンピュータ侵入に対する犯罪などで刑務所に服役していた1999年に切れた。しかし、FCCはミトニックの申請を延期。今月の23日に、ミトニックが十分更生したとして、FCCは免許の再取得を認める決断を下した。
とはいえミトニックによると、再取得にかっかた弁護士費用は1万6000ドルという。
「世界で最も高いアマチュア無線免許だね」とミトニック。「でも勝ったんだ。」
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