ドイツのハノーバーで開催中のCeBITで、東芝は現地時間3月7日、はじめてのHD DVDドライブ搭載ノートPCを公開した。
東芝の「Qosmio」シリーズの一部として出されるこの製品は、HD(高品位)映像に対応するなどハイエンドのAV機能を搭載。今後、2〜3週間のうちに全世界で発売になる。予想小売価格は3000〜4000ドル程度になる模様。Reutersが伝えた。
次世代DVDをめぐる規格争いでHD DVD陣営の先頭に立つ東芝は、すでにラスベガスで開催されたデジタル家電の展示会「2006 International CES」で据え置き型のHD DVDプレイヤーを公開し、すくなくとも米国市場では「3月中に499ドルで発売する」と述べていた。
また国内市場についても、一部の映像ソフトメーカーが3月28日に複数のHD DVDタイトルのリリースを予定しており、これに合わせて再生機も発売になるとの報道が流れていた。
CeBITで公開されたノートPCについて、日本の東芝本社では、「そのまま発売するわけでなく参考出展と聞いている。価格や発売時期について、公式には一切発表していない」と詳細についての言明を避けた。
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