Apple Computerが、ソフトウェアスイートの「iLife」のアップデートと、「iWeb」と呼ばれる製品の投入を計画しているようだ。同社のウェブサイトに一時公開された情報から明らかになった。
詳細は乏しかったものの、Appleの音楽プログラム「Garageband」のサポートページに、「iLife '06」と「iWeb」に言及する情報が掲載された。iLifeの現行バージョンである「iLife '05」は昨年リリースされた。また、iWebと呼ばれる製品はないものの、Appleには「.Mac」というインターネットサービスとウェブブラウザの「Safari」がある。
この情報は米国時間5日昼近くにAppleのサイトから削除されてしまったが、Appleのファンサイト「MacRumors.com」ではスクリーンショットが公開されており、また同サイトの複数の読者もスクリーンショットが手元にあると主張している。
Apple関係者はコメントを控えている。
Appleでは、CEO(最高経営責任者)のSteve Jobが「Macworld Expo」の基調講演のなかで多数の新製品を発表するのが一般的になっているが、発表までは情報が厳しく規制される。同社は以前、登場間近の製品の情報を流出させた人物の正体を明らかにするために訴訟を起こしたこともある。
今年のMacworld Expoの基調講演は、カリフォルニア州サンフランシスコのMoscone Centerで米国時間10日午前に予定されているが、そのなかでJobsが初のIntelチップ搭載Macを発表するかどうかを中心に、さまざまな憶測が流れている。
Piper JaffrayアナリストのGene Munsterによると、iLifeのアップデートの有無はさておき、AppleにはMacworld Expoで初のIntel Macを発表する必要があるという。昨年6月にIntelチップへの移行を明らかにしたJobsは、Intel Macを今年6月までに市場に投入すると約束していたが、ただしその予定が早まる可能性については言及していない。
「来年半ばになるとの話だったが、彼らはIntel Macを10日に発表する必要がある」(Munster)。同氏の予想によると、最低でも1種類のIntel Macが発表されるが、ただしすぐに発売されるとは限らないという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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