ラスベガス発--Microsoftは米国時間1月4日、新しいビデオゲームコンソール「Xbox 360」の販売が、順調に推移していると述べた。
Consumer Electronics Show(CES)が開催されているマンダレイベイ・リゾート&カジノの最上階で開かれた、ジャーナリスト向けの非公式な会合で、Microsoftのインタラクティブエンターテインメント担当コーポレイトバイスプレジデントPeter Mooreは、会計年度が終わる6月30日までに予定通り、450万〜550万台のコンソールが販売される見込みだと述べた。Xbox 360は、北米では2005年11月22日に発売された。
Mooreによると、世界におけるXboxの販売は当初の見積もり通りに推移しているという。また、同氏によると、Microsoftでは3社目の工場も稼働させて、同コンソールの在庫を確保できるように努めているという。この工場は中国企業であるCelesticaが運営するもので、ここからもXboxコンソールがまもなく出荷されるはずだと、同氏は述べた。
その一方でMooreは、Xbox 360の日本での販売が不振であったことを認めた。同氏はその原因として、コンソールの販売開始時点でゲームタイトルが6つしか揃っていなかったことを挙げた。だが、日本で12月29日に「Dead or Alive 4」が出荷されたことが、今後は追い風になると、同氏は付け加えた。
さらに同氏は、今後「Blue Dragon」や「Lost Odyssey」などの新タイトルがリリースされれば、日本での販売状況は好転するとも、説明する。
北米では、販売店の棚が空になるほど販売が好調であるのに対し、日本では大量のXboxが売れずに山積みされているというニュースが多く報道されている。しかし、Mooreによると、Microsoftではコンソールを日本から北米などに移動させる計画はないという。
「日本からコンソールを移動させるのは、良い戦略ではない。そんなことをするのはコスト効率が非常に悪い」(Moore)
もっとも、同氏は北米では製品が不足していることを認め、Xboxの入手方法について自身に直接電子メールを送信してきた人々のために努力していると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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