Microsoftの「Xbox 360」にオーバーヒートの問題があるというニュースは、一部のブロガーの間でも話題になっていたが、この問題に関してシカゴに住むある男性が「設計上の欠陥がある」ビデオゲーム機を販売したとしてMicrosoftを訴えたというReuterの報道がブロガーの間で大きな反響を呼んでいる。
この集団訴訟では、Microsoftが競合各社よりも先に次世代ゲーム機を市場に出そうとするあまり、Xbox 360のリリースを急ぎすぎたという主張がなされている。これに対して大半のブロガーは異議を唱えていないものの、これは訴訟にするような問題ではなくむしろ市場で解決すべき問題だとしている。
ブログコミュニティでは以下のような反応が見られる。
「iPod nanoにあまりに容易に傷が付く問題でAppleが訴えられているのと同じだ。このようなケースも訴訟にすべきものではない。みんな保証の問題だ。(iPodの傷ではなく、Xboxのフリーズに関する)私の経験では、メーカーに電話して(もしくは販売店に出向いて)状況を伝れば欠陥品を交換してくれる。弁護士は必要ない」
--Phatpat.com
「(全体の3〜4%に)過熱の問題が発生しているようだが、その原因は明らかだ。壁にくっつけ、厚手のカーペットを敷いた上で大量の配線やケーブルだらけのAVラックに、Xbox 360を収納しているせいだ。こういう間抜けな連中は、いくらでも金を無駄にさせるか、裁判官の時間を浪費した罪で罰金刑にしてもらいたい」
--I Hate People
「まず、ライバルを出し抜くために製品をできる限り早急に市場に投入するのは、世界中どの会社でも同じだ。XBox 360が有害機器になるような安全上深刻な問題でもない限り、今回の訴訟は非常に軽率だ。もしXBox 360用のゲームを(新しいXBox 360が手元に届いてから)数日間プレーできないことによる『精神的苦痛』に対して訴訟を起こすなら、多少は同情するかもしれないが、裁判所の時間を無駄にする愚かな訴訟には一切同情できない」
--VoIP & Gadgets Blog
「これは原則の問題だ。ハードウェアメーカーは自社の行動に対して責任がある。このような製品(もう1つの大失敗例がAppleのiPod nanoだ)を法外な金額で売りつけ、今回のような、すぐに判明する問題で叱責されるようなことは絶対にあってはならない」
--Dennis Veite(CNET News.comのTalkbackより)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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