Q3米携帯電話市場、前年同期比30%増の売上を達成--人気トップは超薄型端末「Razr」

CNET News.com Staff2005年10月27日 12時05分

 米国の携帯電話端末市場は、第3四半期に前年同期比30%増の売上を記録した。同四半期に、携帯電話機の売上で全米トップの座に輝いたのはMotorolaの超薄型携帯電話「Razr」だった。

 市場調査会社The NPD Groupによると、2006年第3四半期に販売された合計3160万台の携帯電話のうち30%がMotorola製の端末だったという。同社の携帯電話は、超薄型モデルのRazrを含む3機種(残りの2モデルはV551とV180)が、売上トップ5にランクインしている。

 個人ユーザー向けの携帯電話端末市場では、売上が第3四半期に20億ドル強に達した。また、販売台数は第2四半期の2960万台から7%増加した。

 NPDリサーチのディレクターNeil Strotherは声明で「第3四半期の電話機市場は堅調に推移した。これらの数字から、消費者の買い替え需要が高いことや、(買い替え需要ほどではないものの)新規加入者の数も成長していることを反映している」と述べた。

 Motorolaは10月に入り、Razrが同四半期の業績に大きく貢献したと述べていた。同社は、第3四半期に94億2000万ドルの売上と、17億5000万ドルの利益を計上したと発表している。

 第2位の座を巡る戦いも相変わらず激しい。LG Electronics、Nokia、およびSamsungがそれぞれ16%の市場シェアを維持していると、NPDは述べている。機種別では、Nokiaの6010が第2位、LGのVX6100が第3位につけている。

 GSM携帯電話市場では、Motorolaが39%、Nokiaが22%、Samsungが14%の市場シェアを獲得している。CDMA電話機市場では、27%の市場シェアを獲得したLGが1位につけており、2位につけたSamsungとMotorolaが市場シェア18%でLGを追っている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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