米国時間12日にビデオ対応の新型iPodとiMac G5の最新版を発表したばかりのApple Computerだが、同社は14日に、来週新たな発表の予定があることを明らかにしたと、News.com記者のIna Friedがブログで伝えている。
このブログによると、Appleは同日この記者発表会への招待状を報道関係者に送付したという。19日正午からニューヨークのJavits Convention Centerで開かれるこの発表会は、翌日からの「PhotoPlus Expo 2005」開催にあわせたものだが、同社はそのなかで「プロ向けの最新の技術革新を披露(unveil Apple's latest pro innovations)」する予定だとしている。
有力なMacファンサイトの「AppleInsider」でも、この発表会への招待状について伝えており、複数の情報筋の話として、新しいPower MacおよびPowerBookが披露されるのではないかとの憶測を伝えている。同サイトによると、これらの新型モデルはもともと9月にパリで行われたApple Expoで発表される予定だったが、開発工程での予期せぬ理由により公開が延期になっていたという。
また、別の有力Macファンサイト「Think Secret」では、これに関連して、来週新しいPower Mac G5が発表になるのではないかという情報筋の話を伝えている。それによると、新しい最上位モデルには、デュアルコアのPowerPC 970 MPチップが2基搭載され、価格も3000ドルを超えるものになりそうだという。またミッドレンジおよびローエンドの製品には、シングルコアのG5プロセッサが2基、もしくはデュアルコアのG5が1基搭載される可能性がある。さらに、一足先に新型iMac G5に採用されたDDR2メモリやPCI-Express対応ビデオカードが、Power Mac G5にも搭載される可能性も示唆されている。
Power Mac G5が最後にアップデートされたのは4月末で、この時には新OS「Mac OS X 10.4 Tiger」をいち早く採用した新モデルが発表された。しかし、最上位モデルに搭載されたチップでも動作速度が2.7GHzだったことで、一部からは落胆の声も聞かれた。これは、同社CEOのSteve Jobは2003年6月に最初のG5搭載モデルを発表した際、その後12カ月に3GHz超のG5チップが登場すると述べていたためだった。ただし、この4月末の時点では、Intelチップへの移行に向けた検討が進められていたことはまだ明らかにされていなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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