グーグル、パーソナルニュースフィードサービス「Google Reader」のテストを開始

Alorie Gilbert(CNET News.com)2005年10月11日 12時54分

 Googleは米国時間7日、登録したニュースサイトやブログから記事を収集する新サービスのテストバージョンを投入した。

 「Google Reader」と呼ばれる同プログラムは、選択したサイトからニュースや最新情報を収集する。ユーザーがこれを使えば、指定したサイトの定期購読や、並び替えや整理が可能な文献リストの作成が可能になる。また、ニュース記事は、Readerサイトから直接、自分のブログに掲載したり、友人へメール送信したりできると、Googleでは語っている。

 Googleは同製品の「よくある質問」のページに、「ウェブ上の情報は急増している。Google Readerを使えば、関心のあるすべてのコンテンツを分類し、管理することで、これらを常に把握できる。気に入ったサイトを自分で絶え間なくチェックすることで最新情報を探すのではなく、Google Readerに任せることが可能になる」と書いている。

 同製品には、情報源やトピックに応じて素材を探す検索ボックスが用意されている。ほかの同種のツールと同じように、Google ReaderもReally Simple Syndication(RSS)やAtom技術に依存している。これらは人気を二分するドキュメントフォーマットで、各種ウェブサイトの最新の情報や書き込みをインターネットユーザーに知らせてくれる。

 リーダーサービスを利用するには、Googleの無償オンライン電子メールサービスである「Gmail」アカウントの登録が必要となっている。

 今回の動きは、ニュースや最新情報をRSSやAtom技術で配信するトレンドに関連したGoogle最新の取り組みである。Googleは8月、人気の高いGoogle News収集サービスにニュースフィードを組み入れたが、テーマは同社が指定した主要7項目に限定されていた。

 Googleは、サンフランシスコで開催されたWeb. 2.0 Conferenceでこの新しいリーダーサービスを披露した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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