ニューヨーク発--チタンが新しいThinkPadの基準になる。
中国のLenovo Groupは、14〜15インチのワイド画面を装備した新しいノートPCを発売するが、この新シリーズではThinkPad伝統の黒い筐体のほかに、チタンでできたシャンパンカラーのスペシャルエディションも選べるようになる。このZシリーズのノートPCは、来月から出荷が始まる予定だ。
価格はまだ発表されていないが、同社の関係者によると、新シリーズでは1299〜1599ドルの「Z60」がまず登場するという。同モデルは、Lenovoの現行のTシリーズと同じ特徴を持つ製品だ。
これらのノートPCは、Lenovoの名前と、Lenovo初のタブレットPCである「X41T」などのThinkPad製品を定着させる新しい世界ブランド戦略の要となっている。同社は、2006年のトリノ冬季オリンピックで自社のあらゆるノートPCを大々的に売り込む計画を明らかにした。
Lenovo会長のYuaquin Yangは、当地で開かれた報道陣向けのイベントで、「新たにグローバル企業となったことに興奮しており、われわれの未来に興奮している」と語った。Lenovoは、中国ではPCの出荷台数で他社をリードしているものの、そのほかの国々ではDellとHewlett-Packard(HP)の後塵を拝している。
Zシリーズには、新たにマグネシウム合金フレームが採用されるが、これは落下時に本体を守るショックアブソーバーの役割を果たすものだ。
Lenovoによると、ZシリーズはIntel Pentium Mプロセッサと関連チップセットを搭載し、インターネット接続用に802.11およびEV-DO(Evolution Data Optimized)ワイヤレス技術も採用されている。Lenovoの関係者によると、Zシリーズの将来のバージョンではWiMaxワイヤレス技術の搭載が検討されているという。
また、一部のモデルには、現在ほかのThinkPadに搭載されているBluetoothや指紋読取式のセキュリティオプションも用意される。
なお、米国で出荷されるZシリーズのマシンには、デフォルトのOSとしてWindowsが付属するほか、Linuxもオプションで用意される。LenovoのThinkPadノートPCファミリーには、トップエンドのTシリーズ、ビジネス用途のXシリーズ、一般ユーザー向けのRシリーズ、そしてデスクトップ代替用途のGシリーズがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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