アップルコンピュータは8月2日、「Mighty Mouse」と呼ぶ新型のマウスを発表した。
このマウスは、一般的な製品によく見られるスクロールホイールの位置に「スクロールボール」が配置されたワンボタンの一体型デザインで、先頭部に埋め込まれたタッチセンサーにより、左右ボタンの機能をこなすほか、スクロールボールを使えば、指先の動きだけで、縦、横、斜めのいずれに方向にも画面上を移動できるようになっている。また本体の両端をつまむことで「Dashboard」や「Expose」などのアプリケーションを呼び出すことが可能であるなど、高いカスタマイズ性を実現している。
スクロールボールを搭載した「Mighty Mouse」
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「Mighty Mouseは、より優れたマウスを作りたいという一心で作ったものです。革新的なスクロールボールやマルチボタンの独創的な統合により、エレガントで使いやすいアップルデザインと、新たな機能追加の両立を実現しています。」(同社ワールドワイドMacプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント、デヴィッド・ムーディー氏)
アップルはオリジナルMacの時代から、1ボタンマウスのデザインを踏襲し続けてきていた。しかし、いわゆる「コンテクストメニュー」と呼ばれる機能が旧Mac OSですでに登場していたほか、Mac OS Xでは当初からデフォルトで2ボタンマウスをサポートするなど、マルチボタンマウスの必要性を認めている節もあった。そのため、Macユーザーの間では、同社オリジナルのマルチボタンマウスを発売するよう求める声が高まっていた。今回発表された「Mighty Mouse」は、Mac登場以来21年ぶりの「快挙」といえる。
Mighty MouseはUSB接続で、MacのほかWindows 2000やWindows XPでも利用可能。価格は5670円(税込み)で、Apple Storeなどから購入できる。
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