Apple Computerのジュークボックスソフト、「iTunes」の最新版には、待望のiTunes互換携帯電話登場を匂わせる手掛かりがいくつか隠されている。
Appleは米国時間28日に、最新版となる「iTunes 4.9」を公開した。このアップデートの目玉は、ポッドキャストをサポートする機能が追加されたことだ。しかし、iTunes 4.9のライブラリファイルには、携帯電話の機能に言及する部分が散見され、たとえば「Automatically choose songs for my mobile phone(携帯電話用に自動選曲)」や「The name of my mobile phone is(携帯電話の名前)」といったメッセージが含まれている。これらのメッセージは、iTunes内部からは見えないものの、アドオンファイルをテキストエディタで開けば見ることができる。
AppleとMotorolaは、iTunes互換の携帯電話機に関する計画を2004年7月に発表したが、このプロジェクトは携帯電話会社が採用に消極的であるなど、難しい状況にあるとされていた。それでも、最近になって、この携帯電話機がまもなく発表になるとの報道がいくつか出されていた。
iTunesに組み込まれたメッセージは、そうした報道を裏付けるものだ。このライブラリファイルには、ほかにも「No phone connected(接続されている携帯電話がありません)」や「Open iTunes when this mobile phone is attached(この携帯電話接続時にiTunesを開く)」といったメッセージが含まれている。
Appleはこれまでにも、自社のソフトウェアにすぐには使えない機能を組み込み、必要なハードウェアがリリースされた時点でこれを有効にするというやり方をとってきていた。
Appleは米国時間28日、ポッドキャストをサポートするiTunes 4.9をリリースしたが、同社はMotorola製携帯電話機の発売時期についてはコメントを控えている。また、同社関係者からiTunesの電話機に関連する部分についてコメントを得ることはできなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス