新たに発表された調査結果によると、iPodユーザーがPCを捨ててMacに乗り換えていることから、パソコン市場におけるApple Computerのシェアが拡大する可能性があるという。
Morgan Stanleyは米国時間18日、Macの市場シェアが現在の3%から今年は5%まで増加する可能性があるとの予測を示した。400人のiPodユーザーを対象にしたこの調査では、全体の19%がPCからMacintoshに乗り換える見込みだと答えたが、この乗り換え率はこれまでアナリストら予想していた割合の2倍にあたる。
iPodがすでにAppleのデスクトップ事業に大きな影響を与えている可能性を示唆するデータは他にも発表されている。IDCは今月に入って、2004年第4四半期の米国市場におけるMacのシェアが、前四半期の2.2%から2.9%に増加したとするデータを発表していた。なお、同社によると2003年第4四半期はシェアは2.1%だったという。
iPodがかなり安定した地位を確立していることから、この傾向は今後もしばらく続くものと考えられる。1月に発売されたMac Miniは、まだ売上高に影響を与えるには至っていないが、これもMacの復活に一役買うものとみられている。
なお、Macのシェア拡大の影響を最も受けたのは、Hewlett-Packard(HP)などのブランド依存度の高いPCベンダーだったと、Morgan Stanleyは指摘した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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