Segwayは米国時間1日、次世代スクーター「Human Transporter(HT)」の新モデルを発表した。
同社が発表したのは、クロスカントリー用の「Cross-Terrain Transporter」(XT)、ゴルフコース用の「Golf Transporter」(GT)、新しいカラーデザインの「HT i180」の3モデル。いずれも、Valence Technologyの支援の下で開発されたリチウムイオンバッテリーを搭載し、1回の充電で最大約24マイル(約39キロメートル)走行する。ただし走行距離は、乗っている人や荷物の重量、路面の状況によって異なる。
上からXTモデル、GTモデル、HT i180モデル |
HTが2年以上前に初めて登場したときは大きな話題を呼んだ。しかし、その後、人々はあまりHTに関心を示さなくなっていた。昨年11月には、それまで社長兼CEOを務めていたRon Billsが同社を退職している。Segwayは当時、レクリエーション用に4輪のHTを開発中だった。
今回発表されたXTモデルは、舗装されていない場所での利用を想定したデザインになっている。同モデルはオールテラインタイヤと新デザインのフェンダーを備え、特別開発のソフトウェアも搭載する。路面状況や利用法にもよるが、同モデルは1回の充電で約10マイル(約16キロメートル)走行する。同モデルは4月に4995ドルで発売される予定。
GTモデルは、ゴルフバックを運ぶための専用のキャリアやハイトラクションタイヤを備える。このゴルフバックキャリアはスクーターのスタンドの役割も果たす。また、同モデルには、利用者がショットを打つ間も電源を入れたままにしておけるスタンバイキーも付属する。充電1回当たりの走行距離は、芝生の上で14マイル(約23キロメートル)、通常の道路で15〜22マイル(約24〜35キロメートル)。
GTも4月に5495ドルで発売される予定。ゴルフバックキャリアは、Segway HT i Seriesのオプションとしても349ドルで販売されると、同社は述べた。
HT i180は、青、青/黄色、青/赤の3つの色の組み合わせで販売される。フェンダーにはシルバーのはねよけが付いており、これを動かすことでユーザーはスクーターの概観をカスタマイズすることができる。
i180も4月に発売される予定。価格は、最新のリチウムイオンバッテリーを搭載したモデルが4995ドル、ニッケルメタル水素バッテリーを搭載したモデルが4495ドル。リチウムイオンバッテリーは初期バージョンのHT向けにも1395ドルで販売される予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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