Hewlett-Packard(HP)は米国時間4日、デジタルホーム戦略に関する2005年の製品計画を明らかにした。発表によると、同社は年内に高品位テレビ(HDTV)ハブやDigital Entertainment Center PCの新バージョン、新型テレビ17種類を製品化する計画だという。
またHPは、Consumer Electronics Show(CES)の開催を目前に控え、松下電器産業やRoyal Philips Electronicsとの提携も発表した。
今回発表された提携の下、HPとPhilipsは、Video Content Protection System(VCPS)という新しいデジタル権利管理(DRM)技術を共同開発する。また、松下電器産業とは、双方のDVD製品でDVR+RやDVD-RAM、次世代技術のBlu-ray規格をサポートしていくことになっている。
HP幹部は、これらの新製品を年内にリリースする計画だと述べたが、リリースの具体的な日程や価格については言及を避けた。
イメージング/プリンティング事業部エグゼクティブバイスプレジデントのVyomesh Joshiは「顧客が求めているのは、使い易さと革新性、手頃な価格設定だ。われわれはこの3つすべてを満たす製品を提供するつもりだ」と述べる。
家電メーカー各社は少なくともここ2年あまり、テレビとPCの融合に取り組んできたが、消費者の関心を多く集めることはできなかった。今年はHPのようなPCメーカーがホームネットワーク製品に新たな攻勢をかけており、消費者の需要が喚起されるものと期待される。
HPのHDTVハブはLinux上で稼動し、ビデオレコーダーとしての役割を果たすほか、Ethernet接続を通してPCに保存されている写真や音楽、動画等のファイルにアクセスする機能も備える。同製品はPCになじみのない人でも使い易いように、キーボードではなく、リモコンで操作される仕組みになっている。
また同社は、Digital Entertainment Center PCを2種類発表する予定だ。どちらも、オペレーティングシステム(OS)としてMicrosoftのWindows XP Media Center Editionを搭載する。
同社が製品化を予定している新型テレビには、プラズマや液晶のテレビだけでなく、ホームシアター用プロジェクタや同社初のリアプロジェクションテレビも含まれる。Joshiによると、同社のプロジェクタには、Texas Instruments製のDLPチップセットが搭載される予定だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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