日本生まれの人気キャラクター、ハローキティの誕生30周年に合わせ、携帯電話機メーカーのNokiaと米国ナンバー1の携帯電話会社であるCingular Wireless、それにハローキティの生みの親であるサンリオが共同で、ハローキティやその仲間たちにちなんだ端末を発表した。
ハローキティは元々小学生以下の女の子を対象につくり出されたものだったが、いまでは世界中で幅広い年齢層のファンを獲得している。「ハローキティ」や「けろけろけろっぴ」「バッドばつ丸」「ポチャッコ」「チョコキャット」などのキャラクター商品は、お弁当箱から自転車、コーヒーメーカーにいたるまであらゆるジャンルに存在している。
Nokiaの関係者によると、今回発売された携帯電話機は、ピンク色で前面にサンリオのキャラクターたちの絵が描かれたもので、サンリオのウェブサイトや複数の小売店で販売されるという。なお、この端末は米国では「プリペイド」方式で販売されることになっており、ユーザーは通話料を事前に支払う形を取るため、携帯事業者と契約して月々の利用料金を支払う必要はない。同社の関係者によると、現時点でこの電話機が使えるのはCingular Wirelessだけだという。
IT製品や家電のデザインにキャラクターを採用し、まだそれほど普及が進んでいない子供の市場を狙うエンターテインメント企業がますます増えている。
サンリオでは1998年にハローキティPCの販売を開始しているが、それ以外にも子供向けエンターテインメント分野大手のWalt Disneyが、同社のキャラクターをつかったIT製品を販売しており、たとえば今年8月にはDisney Dream Desk PCを売り出している。このPCはミッキーマウスの形をした液晶ディスプレイや、子供の小さな手に合わせて設計されたマウス、ディズニーのキャラクターにちなんだお絵かきソフトなどのアプリケーションが特徴となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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