米国では年末の買い物を楽しむ消費者の間で、任天堂の新しい携帯ゲーム機「Nintendo DS」が大人気だ。発売後の最初の1週間で、同ゲーム機は50万台以上売れたという。
任天堂は米国時間11月30日、Nintendo DSについて発売後の1週間で出荷台数の90%以上が売れたと発表した。同ゲーム機は米国では11月21日から発売されている。
ゲーム好きな人へのプレゼントを計画している人にとっては毎度お馴染みのことだが、既に品切れになっている販売店もある。
12月1日現在のAmazon.comでは、会員が自分の持ち物を販売するAmazon Marketplaceでのみ同商品は販売されており、なかには定価の150ドルに100ドルのプレミアム料金を上乗せして販売している人もいる。CompUSAのウェブサイトにはDSが掲載さえされていない状況だ。ゲーム専門のGameStopやEB Gamesでは、同商品の入荷待ちをしている状況で、EBGamesは「1月31日に入荷する予定」だと述べている。
Nintendo of Americaは声明のなかで「Nintendo DSの販売は予想よりも好調に推移しており、なかには在庫切れになった店舗もあると認識している。北米市場に出荷したゲーム機は数日中に底をつくとわれわれは予想している」と述べ、「需要を満たすために今週末、緊急の追加出荷を行う予定だ。われわれは、年末までに北米市場だけで100万台のNintendo DSを販売できると予測している」と付け加えた。
任天堂の予測では、会計年度末の2005年3月31日までに、同ゲーム機を世界中で500万台販売できそうだという。同社では、12月2日の日本での発売にあわせて3つ目の工場を開設するなど、日本市場での需要を満たすべく対応に追われている。
販売台数の好調な推移を見る限り、任天堂はソニーにさらに大きな差をつけることになりそうだ。ソニーは、12日に「PlayStation Portable」の販売を開始し、携帯ゲーム機市場に参入する予定だ。ソニーの幹部は先日、PSPの部品が在庫不足に陥っているというレポートについてその内容を認め、日本市場での初回出荷台数は20万台になると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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