任天堂の新型携帯ゲーム機は、クリスマスに十分間に合うタイミングで店頭に並ぶ予定で、価格は200ドルになる--Wal-Martがウェブページでうっかり情報を漏らしてしまったようだ。
Walmart.comは先ごろ、任天堂の新型携帯ゲーム機Nintendo DSの先行予約ページを開設した。
任天堂は5月にNintendo DSを発表して以来、価格や発売予定日を明らかにしてこなかったが、Wal-Martによると、同ゲーム機の価格は199ドル82セントで、ゲームファンの手元には11月30日頃に届く予定だという。
任天堂の関係者はこれらの情報をうわさだとしたうえで、同社ではまだDSの価格も発売日も決定していないと述べている。
任天堂は、Game Boyで携帯ゲーム機市場を長年独占してきており、DSでさらにリードを広げたい考えだ。DSは現行のGame Boy Advanceより技術的に高度なデバイスになることを目指してデザインされており、2つのタッチパネル式画面や3Dグラフィックス機能、マルチプレイヤーゲームに対応するためのワイヤレス接続機能、テキストメッセージ機能を搭載する。また同ゲーム機では、新型の大容量メディアフォーマットで提供されるDS用ゲームのほかに、Game Boy Advance用のソフトも利用できる。
現在、家庭用ゲーム機で市場をリードするソニーが携帯ゲーム機PlayStation Portable(PSP)の発売準備を進めており、任天堂はこれまでにない厳しい競争に直面している。PSPには高精細画面や高速プロセッサが搭載されるほか、1.8Gバイトのデータを記録できる新しいメディアフォーマットが採用される予定で、このメディアフォーマットは映画や音楽でも利用可能だ。
調査会社IDCのアナリストSchelley OlhavaはPSPについて、200ドル〜250ドルの価格帯で来年初め頃から発売されるだろうと予測している。もしこの予測が当たれば、DSの200ドルという価格設定では、任天堂が苦戦する可能性もある。
同氏はWal-Martがウェブに記載した価格について、「もしこれが本当ならば非常に高いと思う。これまで、任天堂は常にマスマーケットを意識して低い価格を設定してきた。今回はPSPと比較されることになる」と語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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