BCNは9月10日、「BNCランキング」に基づく携帯オーディオプレイヤーの市場動向を発表した。これは、東名阪のパソコン大手販売会社13社、合計569店舗の日次販売データをまとめたものである。
携帯オーディオプレイヤー市場における2月の販売実績を100とすると、8月は数量ベースで178.8、金額ベースでは169.5となり、市場規模は約1.8倍となった。これは、6月から7月にかけてアップルが発売したiPod miniや第4世代のiPodをはじめ、他メーカーからもあいついで新製品が投入された結果、携帯オーディオ市場が活気づいたことによるもの。
8月の製品別ランキングでは第4世代iPodの2機種が1位と2位を占めるほか、HDDやフラッシュメモリを内蔵した小型モデルが売れ筋上位にランクインしている。その一方で、MP3ファイルを保存したCD-R/RWが再生できるポータブルCDプレイヤーも依然として人気がある。
メーカー別販売シェアではアップルが他社を圧倒し、8月は40.0%を達成。2位のRio Japanが13.9%、3位のアイリバーは12.2%と2位以下は拮抗しており、シェア争いが激化している。
携帯オーディオプレイヤーは7月のiPod mini発売が新聞やテレビで大きく扱われ認知度も上がった。BCNは今後もさらなる市場拡大が期待されるとしている。
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