日立グローバルストレージテクノロジーズ(Hitachi Global Storage Technologies:HGST)は21日(米国時間)、最大で5億ドルを投資し中国に新たなハードディスクドライブ(HDD)工場を建設すると発表した。しかしHDD市場は今後停滞が予想されている。
香港に近い中国の都市、深川に建設される新工場では、デスクトップ/ノートPCや、家電用のHDDの製造を行なう。
最近HDDメーカーは、過剰生産や熾烈な値下げ競争によって利益が圧迫され、苦境に直面している。Credit Suisse First Bostonは先ごろ発表した市場レポートの中で、HDDメーカーが第2四半期に苦境に陥ると予測していた。
日立によると、同社はすでに中国の深川周辺にコンポーネント専門子会社やしっかりしたサプライヤーネットワークを持っているため、今回の新工場建設により、コスト削減が可能になるという。同社の主要ライバル企業であるSeagate Technologyがすでに全社的な生産能力拡大計画を発表しているため、今回の計画は日立にとってとりわけ重要といえる。
日立の新工場は2005年第4四半期に稼動を開始し、3.5インチ型ディスクドライブを生産する。初期の従業員数は7000人を予定している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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