韓国LG Electronicsは米国時間8日、ブルーレーザーディスクフォーマットとデジタルビデオ録画機能を組み合わせた高品位テレビ用レコーダーを発表した。
ラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)で、家電大手のLG Electronicsは、同製品と他に5台のHDTVレシーバ・レコーダを発表した。同社によれば、Blu-ray Disc技術をベースにしたLGXBG420という製品は、ハードディスク容量が200ギガバイトで、従来のDVDレコーダに比べ5倍の容量があるという。
また、同社は米国市場向けに、高品位テレビ(HDTV)対応の薄型ワイド画面を備えたプラズマテレビと、デジタルビデオレコーダを搭載したもう1機種のHDTVレシーバも発表した。
家電各社はいずれも、次世代フォーマットに基づくDVDプレーヤーの開発に注力している。Sonyをはじめとするメーカー数社は、Blu-ray Disc技術を推進しているが、この技術は現在広く使われている赤色レーザではなく、青色レーザを利用して、ディスクからデータを読み取るもの。
一方、NECと東芝が支持しているのは、赤色および青色レーザダイオードを統合した単一レンズの光学ヘッドを使う技術だ。東芝は、今回のCESで同フォーマットを使った新しいプレーヤーを発表した。
LGによれば、レシーバー機能も搭載する同社のBlu-ray デジタルビデオレコーダー(DVR)には、FireWire(IEEE-1394)コネクタ、広帯域のデジタルコンテンツ保護機能のついたデジタルビジュアルインタフェース、内蔵アナログチューナ、GUI、自動バックアップ機能、対話型プログラムガイド、DVD/CD再生機能を備えているという。
この製品が米国市場で出回るのは、今年の第3四半期になると見られており、また価格は発表されていない。
一方、LGの新しい76インチHDTVディスプレイは、207万画素で、プログレッシブスキャン機能を持つ1920x1080ピクセルの高解像度画面を備えている。このプラズマ画面の薄さはわずか83mmで、同社によればこのクラスで最も薄い部類に入るという。このディスプレイの発売時期は、今年の第4四半期となっている。
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