米Apple Computerは20日(米国時間)、先週16日から開始されたWindows 版iTunesのダウンロード配布が、累計100万件に達したことを発表した。
また、同期間で100万曲以上の音楽がダウンロード販売された。これは前週までの週平均50万から60万曲という販売実績と比較すると、かなりの伸びを示している。
「我々は素晴らしいスタートを切った。そして、ライバル会社はまだスタートさえしていない」と、Appleの最高経営責任者(CEO)、Steve Jobsは声明のなかで述べている。
Appleの幹部は17日に、かなりのハイペースでダウンロードされているとCNET News.comに語ったが、その件数については明らかにしていなかった。Jobsは16日、サンフランシスコで開催されたイベントで、このソフトウェアを発表したが、このイベントには数多くのスターが招かれ、またカナダ人シンガーソングライターのSarah McLachlanがライブパフォーマンスを披露した。
一方、Windows 版iTunesに対する反応はさまざまだ。多くの賞賛が寄せられ、特にもともとMac版iTunesを使っていたユーザーは、今回MacとPCの両方でiTunesが使えるようになったことを歓迎している。だが、Windows 2000 Professional版のユーザーなどからは、数々の動作不良報告がなされている。
Appleは現在、iTunesのインストール後に一部のPCでフリーズが発生する問題について調査を進めているとコメントしている。
Appleでは、Windows版iTunesとオンライン音楽ストアが、デジタル音楽プレイヤーiPodの売上をさらに押し上げてくれると期待している。Appleの幹部は、音楽ストア事業自体で利益を出すことは難しいが、iTunesはiPod拡販の為の「トロイの木馬」になり得ると発言している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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