メトロワークスは7月8日、同社のモバイルデバイス向けプラットフォーム「OpenPDA」が、シャープのザウルスシリーズ「SL-C760」および「SL-C750」の開発に採用されたと発表した。「これらのザウルスはOpenPDAを採用して開発された製品として、日本で初めてリリースされた」(メトロワークス)
OpenPDAは、組込みLinuxを採用するモバイルデバイス向けに特化したミドルウェア/ツール群を、統合ソリューションとして提供するプラットフォーム。米MetroWorksが2002年12月に買収した米Embedix(旧称Lineo)のLinux OS「Embedded Linux」をベースに、ノルウェーTrolltechのQtマルチ言語ユーザーインターフェイスとJeode Java仮想マシン、ノルウェーOperaのウェブブラウザOperaなどで構成し、メトロワークスがベンダーの要求に応じて、ソフトウェア、開発ツール、インテグレーションや認定サービスと組み合わせて提供している。このうち今回採用されたのは、Embedded LinuxとQtマルチ言語ユーザーインターフェイスである。
ザウルスのSL-C750とSL-C760は、Intel XScale (PXA255、400MHz)を採用するLinux OS搭載機。前者は5月24日に、後者は6月21日に販売を開始している。「新しいCPUの採用と、動作メモリを64Mバイトに倍増したことで、より快適な操作感が実現した。また、ソフトウェアも最適化することで、アプリケーションの起動速度も約2倍向上している」(メトロワークス)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス