PCレスの音楽スタイルを提案--ソニー新ウォークマンSシリーズを発表

加納恵(編集部)2006年10月12日 20時26分

 ソニーは、メモリーオーディオタイプの「Walkman」を2シリーズ全5機種とHDDに音楽データを貯めて楽しめるHDDコンポ「ネットジューク」3機種を、10月から11月にかけて発売する。

会場風景 発表会会場には、新ウォークマンCMに出演しているモデルのカナさんが登場。ソニーマーケティングの取締役常務鹿野清氏とともに新ウォークマンをアピールした

 今回の新製品は、ネットジューク内蔵のHDDに音楽データを貯め、ウォークマンに転送して外に持ち出す、というPCレスの使用方法を提案していることが特長だ。ネットジューク本体の上部には別売の専用スタンドを装着することによって、ウォークマンへのダイレクト転送が行えるなど、前モデルに比べ、連携しての使用がより行いやすくなっている。各機種の詳細は下記の通り。

【ウォークマン Sシリーズ】
・NW-S703F(メモリ:1Gバイト/予想実勢価格:1万8000円前後)
・NW-S705F(メモリ:2Gバイト/予想実勢価格:2万3000円前後)
・NW-S706F(メモリ:4Gバイト/予想実勢価格:2万9000円前後)
・NW-S603(メモリ:1Gバイト/予想実勢価格:1万5000円前後)
・NW-S605(メモリ:2Gバイト/予想実勢価格:2万円前後)

周囲の騒音を低減し、電車内や雑踏の中でも音楽に集中できるノイズキャンセリングヘッドフォンを同梱したS700シリーズと、通常の大口径13.5mmEXヘッドホンを採用したS600シリーズの2シリーズをラインアップ。4つの「クリアオーディオテクノロジー」搭載により、原音に忠実な高音質再生を行えることが、サウンド特長だ。ディスプレイには有機ELを採用し、視認性の高い文字表示が行えるほか、CDジャケット写真を映し出すこともできる。対応音声ファイルは、MP3、ATRAC、WMA、AACをはじめ、CDの音楽情報を劣化させずに圧縮が行える「ATRAC Advanced Lossless」と音源を圧縮せずにそのまま記録できる「リニアPCM」の2ファイルに対応した。3分充電で3時間再生の高速充電機能は継承。最大約50時間の長時間連続再生にも対応する。

ウォークマンSシリーズ ウォークマン S600シリーズ(左)は、ブラック、ピンク、ブルーの3色展開。ウォークマン S700シリーズ(右)は、ブラック、ピンク、バイオレット、ゴールドブルーの4色展開となる。ヘッドフォンは異なる
【ネットジューク】
・NAS-D50HD(HDD:80Gバイト/予想実勢価格:6万5000円前後)
・NAS-M70HD(HDD:80Gバイト/予想実勢価格:8万円前後)
・NAS-M90HD(HDD:250Gバイト/予想実勢価格:10万円前後)

CDからHDDへ最大約16倍速、MDからHDDへ最大約20倍速の高速録音が行えるほか、ウォークマンへの転送は最大約50倍速を実現し、スピーディに音楽を取り込むことができる。本体には、最大4万曲の楽曲データを装備し、HDDへの楽曲取り込み際、アーティスト名や曲名などの自動取得が可能だ。音楽サービスの「エニーミュージック」にも対応しているため、PCレスで音楽ダウンロードが行える。上位モデルM70HD、M90HDには、MDデッキが搭載されている。

ネットジューク ネットジューク NAS-D50HD(左)、ネットジューク NAS-M70HD(中央)、ネットジューク NAS-M90HD(右)

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