新店舗はデザインが革新的なだけでなく、Apple Storeとして初めて、そして唯一の24時間営業という特徴がある。
「休みなしで営業していく。せっかくニューヨークに来たのにApple Storeに寄れなかったというのでは忍びない」(Johnson氏)
また、売り場面積が最大級(ソーホー店も約930平方メートルあるが、こちらは2階建て)となるほか、Apple Storeのなかでも最も充実した対面サービスを提供していく。店内にはトレーニングを受けた約300人の社員が待機し、24時間体制で、売り場や「Genius Bar」「iPod Bar」「The Studio」の各カウンターで顧客にサポートを提供する予定だ。
新店舗には100台以上のMacと、およそ200台のiPodが展示され、顧客は購入前にこれらを自由に試すことができる(Appleでは、同店舗のオープンから24時間にわたり、1時間ごとに新しいMacBookを1台ずつプレゼントする)。さらに、同店舗ではMacやiPod用のアクセサリ、そしてBoseなどの企業のiPod用サウンドシステムも非常に充実している。
2001年にバージニア州マクリーンに1号店をオープンさせて以来、Appleはこの5年間で米国、カナダ、英国、そして日本の各地に、年間約30店舗のペースでApple Storeを出展してきた。アナリストなどの業界専門家らは当初は懐疑的だったが、同社の小売戦略はこれまでのところ幅広い成功を収めてきている。同社の小売店舗の売上高は、2005年度(9月31日締め)には23億5000万ドルに達した。また、同社の小売店は2005年のホリデーシーズンに10億ドル以上という過去最高の売上も記録した。
Johnson氏によると、ほかの小売業者らと比較すると同社は桁外れに好調だという。Targetなどの他社が売り場面積1平方フィートあたり約300ドルの利益を出しているのに対し、Appleのそれは約4000ドルに達する。
「われわれは新参者だ。まだ5年目でスタートを切ったばかりだ」(Johnson氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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