朝、早起きしていろいろできたら、時間が効率良く使えて、普段できなかったことを全部できそうだと思うかもしれない。しかし、本書の著者は、早起きは勧めるが、あれこれ効率良く詰め込むような過ごし方は勧めていない。なぜか――。
そもそも、朝、時間のない人こそ、効率を考えて行動しなければならないはずで、朝、余裕のある人は、好きなように過ごせば良く、ゆったりしたり、ぼーっとしたりするのでも構わないというのだ。言われてみればその通りで、余裕があるからこそできることを、早起きして得た時間でするのは理にかなっている。だからこそ、好きなように過ごせる朝の時間を、著者は「余白」と呼んでいるのだ。
本書には、著者の経験に基づいた、仕事や勉強に役立つアドバイスもあるのだが、仕事や生活に追われすぎて自分を見失ったり、仕事から帰っても、うまく気持ちを切り替えられなくなったりしている人にこそ役立つアドバイスの方が多い。仕事や勉強を効率的にこなすための技のようなものを書いた本は他にもあるが、自分の生き方そのものを見直すきっかけを作ってくれる本はなかなか出会えるものではない。押しつけではなく、人を鼓舞するのでもなく、むしろ「肩の力を抜いてみたらどうか」というスタンスなので、最近疲れている人に特にお勧めだ。
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