「新しいことにチャレンジするのが大好きなのに、忙しくてチャレンジする時間が取れない」と嘆いて、あきらめるのは早すぎる。何も、その道のプロフェッショナルを目指したいわけではなく、自分が楽しめるようになるくらいまでのスキルを身につけたいなら、おおむね20時間もあれば十分というのが、本書の著者であるジュシュ・カウフマン氏だ。
カウフマン氏は、20時間程度で新しいスキルを身につける方法を「超速スキル獲得法」と呼んで、10個のルールを挙げている。ただ、やみくもに20時間取り組むのではなく、このルールに基づいて、効果的かつ効率的に学習する必要があるのだ。最初のルールは、「魅力的なプロジェクトを選ぶ」とあるが、要するに「好きこそ物の上手なれ」。スキルを習得できるかどうか、すべてはここにかかっていると言ってもいいだろう。
本書の第3章までが超速スキル獲得法についての解説で、残る6章は、カウフマン氏がチャレンジした「ヨガ」、「囲碁」、「プログラミング」などの具体的な習得方法と習得過程となっている。この中に、自分もちょうどやりたいと思っていたプロジェクトがあれば、そのまま真似をしてみるのが近道だろう。ただ、興味のあるものがない場合は、3章までを参考にして、自分がやりたいことをやるのがいいだろう。
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