[ウェブサービスレビュー]多彩なファイル形式に対応したPDF変換サービス「PDF Converter」

Baltsoft Software
内容:「PDF Converter」は、PDFを中心としたファイル形式の変換サービスだ。簡潔で分かりやすいインターフェースと、対応ファイル形式の幅広さ、さらにGoogleドライブへの直接保存に対応するなど、機能の多彩さが売りのサービスだ。
  • 「PDF Converter」トップページ。サイトは英語だが、インターフェースは分かりやすいため、英語が苦手でもとくに支障なく利用できるはずだ

 「PDF Converter」は、PDFを中心としたファイル形式の変換サービスだ。簡潔で分かりやすいインターフェースと、対応ファイル形式の幅広さ、さらにGoogleドライブへの直接保存に対応するなど、機能の多彩さが売りのサービスだ。

 操作方法は、対象のファイルを選んだのち、Convertボタンを押すだけ。アップロードが行われたあと変換され、ダウンロードが可能になる。アップロードから変換に至るまでの進捗は画面上で逐一表示されるので、いまどのような処理が行われているかひとめで分かる。他のサービスではほとんど対応していないだけに、本サービスの強みと言っていい。

 変換されたデータは、直接ダウンロードする以外に、Googleドキュメントへの直接保存にも対応している。また今回の試用時にはうまく動作しなかったが、変換実行時にメールアドレスを入力しておけば、変換済みのファイルをメールで受信する機能も用意されている。

  • 変換対象となるファイルを選択したのち、変換先のファイル形式を指定する。なおメールアドレスを記入しておけば変換済みのファイルが添付されて届くと説明されているが、試した限りではうまく機能しなかった

  • 変換を実行中。変換プロセスがきちんと表示されるのは、同種サービスの中では珍しい

  • 変換完了。直接ダウンロードする以外に、Googleドライブへの保存も選べる

 本サービスの大きな特徴は対応ファイル形式が多いことだ。いわゆるオフィス文書はもちろんのこと、JPGやPNGなどの画像ファイルをPDFに変換することもできる。また上部のタブを切り替えることでWordやExcel、PowerPointなどへの変換にも対応している。変換可能な組み合わせは詳細な説明ページが用意されているため、事前にきちんと確認できる。日本語も文字化けせずにきちんと変換されるほか、漢字についてもいわゆる中華フォントでなく、違和感のない日本語ファイルとして生成されるのもよい。

 インターフェースもわかりやすく、使い勝手のよいサービスだが、気をつけなくてはいけないのは無料会員に機能の制限があることで、連続してファイルを変換するためには30分以上の間隔をあける必要があるほか、サーバの混み具合によっては待たされる場合もある。月9ドルからの有償会員になればこの制限がなくなるが、同種のサービスに比べるとやや縛りがきつい印象だ。使い勝手そのものは秀逸なだけに、用途を見極めてほかのサービスと併用するとよいだろう。

  • Googleドライブに保存したところ。フォントも違和感なく変換されているが、ファイル名だけは付け直す必要があるようだ

  • 多彩なファイル形式に対応。なおWordやExcelに変換する場合はトップページ上部のタブで切り替える

  • 連続して変換する際は30分以上の間隔を開ける必要がある。ちなみに同一ユーザーからの連続リクエストであることはCookieではなくIPアドレスで判定しているようだ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]