ペイパルジャパンは11月30日、日本のオンラインショッピングとモバイルショッピングに関する調査の結果を発表。日本のオンラインショッピング利用者は「利便性」や「価格の安さ」を理由に、90%が国内サイトから購入していることなどが明らかになった。
オンラインで最も購買される商品のカテゴリーはIT/家電機器(20%)となっている。以降、エンターテイメントが16%、ファッション・美容と食品がそれぞれ13%、旅行が9%と続き、日本のオンラインショッピング利用者は、旅行より電子機器に2倍のお金を使うことが分かった。
日本のオンラインショッピング利用者の90%が国内のサイトから購入しており、配送が早いなどの「利便性」や「価格の安さ」が理由としてあげられている。また、円高傾向が続いているなか、海外サイトで買う理由としては「便利だから」と並んで「品数が豊富だから」が35%と高く、「価格の安さ」を上回る結果となった。
その一方で、40%近くのオンラインショッピング利用者が、現在のクレジットカードのセキュリティ対策は不十分だと感じていることが分かった。セキュリティ対策を強化することで、消費者のオンラインでの購買活動が、約40%促進すると分析している。
モバイルショッピングでは63%がスマートフォン利用者であり、最も購入するものは食品が31%。以降、書籍が28%、音楽と電化製品が17%、ゲームが15%、衣服が14%と続いている。売り手は店舗だけでなく、オンラインやモバイル向けといった販売チャネルに迅速に対応し、より安全なオンライン決済手段を提供することが求められていると提言している。
調査は、ペイパルからの委託で8月26日~9月9日にニールセンがオンラインで実施。ニールセンが保有するパネルから過去1年にオンラインショッピングやモバイルショッピングを行った、18歳以上のパネルを約600人、無作為に抽出した。
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