Googleは先ごろ、「Google Chrome」ブラウザのリリースサイクルを短縮し、6週間ごとに新しい安定版をリリースすることを決定している。Google Chrome 7.0.517.41の「Windows」版、「Mac」版、Linux版は、ベータ版と開発者向けビルドでは数カ月前から利用可能だった機能を大多数のChromeユーザーに提供するほか、同ブラウザの安定性に影響を及ぼしていた多くのバグも修正する。
Chrome 7安定版に追加された新機能はそれほど多くない。HTML5パーサが更新され、安定版にもようやくHTML5のFile APIがもたらされた。これにより、ウェブベースのコンテンツがローカルファイルのコンテンツを読み込めるようになる。Chrome 7は完全なディレクトリをアップロードすることもできる。また、「Mac OS X」ユーザー向けに、インターフェース自動化に関するAppleScriptがサポートされる。クッキーを管理するための新しいオプションも用意されている。
かなりの数が存在していた深刻なセキュリティバグも、Chrome 7安定版で修正された。これには、フォームのオートフィル機能を使用したときにブラウザがクラッシュしてしまう深刻なバグも含まれている。深刻度が「高」と評価されていたのは、フォームに関連するクラッシュを引き起こすバグ、ページのアンロード時にURLなりすましが可能になるおそれのあるバグ、アニメーションGIFによってメモリ破壊が発生する可能性のあるバグ、そしてエレメントマップにおける陳腐化したエレメントに関するバグの4つだった。Google Chromeの変更履歴は、Chromeブログで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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