マイクロソフトとFacebookが提携強化--Bingでプロフィールとlikeボタンの連携可能に

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年10月14日 08時43分

 カリフォルニア州マウンテンビュー発--検索サービス「Bing」のユーザーは、Facebookの友達が同ソーシャルネットワークの「like」(いいね!)ボタンを使用した情報を検索結果に表示可能になるという。Microsoftが米国時間10月13日に発表した。

 MicrosoftのOnline Services Divisionでプレジデントを務めるQi Liu氏とFacebookの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は、Microsoftのシリコンバレーオフィスで記者会見を開き、両社間の長期にわたる提携関係の延長を発表した。FacebookのプロフィールとFacebookの「like」ボタンを利用した「liked by your friends」(友達が「いいね!」と言ったもの)セクションにスポットを当てることを目的としている。likeは、ウェブパブリッシャーらがそれぞれのサイト上に実装している。

 この数年間でウェブは、ドキュメントを中心に構成された「主題別」ウェブと、人々を中心に構成された「ソーシャル」ウェブへの分岐が進んだとLiu氏は述べた。「ソーシャルウェブを利用する人々にも、最高レベルの検索エクスペリエンスを提供したいと思う」と同氏は述べた。

 Microsoftは13日からこれら機能の提供を徐々に開始すると、Bingを率いるYusuf Mehdi氏は述べた。Bingユーザーに対し、自分のBingアカウントとFacebookアカウントを連携するかどうかを尋ねる小さなポップアップウィンドウが画面の右上隅に表示される予定である。希望しないと回答すれば、そのユーザーのFacebookプロフィールとlikeの情報は、Bing上には表示されないとMehdi氏は述べた。また、後で自分のデータを除外したいと思った場合には、自分のFacebookアプリケーションからBingを削除することもできる。Microsoftは、このポップアップウィンドウを5回表示する予定である。

 この新しい統合における目玉機能の1つは、Bingを利用するユーザーが、自分のFacebookの友達があるウェブページでlikeボタンを押している場合にそれを知ることができるという点である。Mehdi氏は、自動車に関する情報を検索している場合に、通常の検索結果リストに加えて「liked by your Facebook friends」(あなたのFacebookの友達が「いいね!」と言ったもの)という新しいモジュールが表示される様子をデモしてみせた。このモジュールには、自分の情報をBingで共有すると選択したFacebookの友達のプロフィール写真とともに、そのページへのリンクが含まれる。

 Zuckerberg氏とMehdi氏は、Bingは検索データをFacebookに送り返すことはしないと明言した。つまり、Facebookの友達に、自分がBingで何を検索しているかを知られることはない。

ppicture 提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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