KDDI研究所は9月27日、ブログや掲示板などの投稿内容を解析して、投稿者のプロフィールを自動的に推定する技術を開発したと発表した。
今回開発された技術では、Twitterなどへの投稿内容をもとに、年齢や性別、職業、出身地、趣味といったプロフィールを自動的に推定することができる。プロフィールが推定できるまでコメントをさかのぼるため、高精度なプロフィール推定が可能という。
KDDI研究所によると、たとえばコメントに「学校」や「部活」「宿題」といった単語が頻繁に使われているユーザーは、年齢が10代で職業が学生と推定できるという。同様に地名の「梅田」「なんば」や方言の「やねん」といった単語をもとに、関西に居住しているユーザーを推定できるとしている。
同社では、Twitter上でプロフィールが確認できたユーザー約1万人に今回の技術を適用。この結果、年齢は80.2%(20代は89.5%)、性別は78.3%、出身は72.6%という精度で正しいプロフィールを判定できたという。
今後は、この技術を評判解析に応用するとしている。商品への意見や要望を集約し、対象ユーザー層に最適な機能や品質への改善に利用することを見込む。また、同じテレビ番組をどのような人が見ており、どのような意見を持っているかをリアルタイムで調べたり、確認できたりするシステムも提供できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス