Research In Motion(RIM)は米国時間8月3日、「BlackBerry Torch 9800」を発表した。同携帯電話は、タッチスクリーンとスライド式キーボードを持ち、同社携帯端末用OSのバージョン6を初めて搭載する。
BlackBerry Torchは8月12日に、AT&Tから独占販売される予定である。新規顧客またはアップグレード対象顧客は、2年契約付きで199ドルで同携帯電話を入手することができる。契約なしで購入可能かどうか、また、可能である場合の価格についてはまだ発表されていない。
タッチスクリーンとQWERTYの組み合わせ(Palmの「Pre」でもこの組み合わせが採用された)以外の同携帯電話の主要な機能としては、「BlackBerry 6 OS」の搭載がある。BlackBerry 6 OSは、WebKitベースのウェブブラウザ、ユニバーサル検索、コンテキストメニューを特長とする。複数のソーシャルネットワークからのアップデートをグループ化し、1つのストリームとして送信することのできるソーシャルフィードアプリケーションも組み込まれている。
RIMの最高技術責任者(CTO)を務めるDavid Yach氏は同携帯電話に関する記者会見で、BlackBerry 6 OSはすべての既存BlackBerryアプリケーションと互換性があるとはっきりと述べた。同社は、新しいシステム検索の統合など、開発者らがBlackBerry 6 OSの機能を独自のアプリケーション内に構築するための新しいAPIもリリースする。
Adobeの「Flash」のサポートについては発表がなかったが、新しいWebkitブラウザは、AppleとGoogleが自社の携帯端末のセールスポイントにしているHTML5をサポートする。
ハードウェアについては、解像度480×360(HVGA+)の3.2インチ静電容量方式タッチスクリーン、4Gバイトの内蔵メモリ、および512Mバイトのフラッシュメモリを搭載する。メモリは、MicroSD/SDHCカードスロットによって32Gバイトに拡張することもできる。フラッシュつきの5メガピクセルカメラも搭載されている。また、手ぶれ補正機構も組み込まれている。また、カメラソフトウェアは、携帯電話に内蔵されているGPSユニットによるジオタグ機能と、オートフォーカス機能をサポートする。
その他の主な仕様としては、802.11 b/g/n Wi-Fiとクアッドバンドアンテナを搭載し、18日間のGSMスタンバイ時間、内蔵メディアプレーヤーによる30時間の音楽再生、6時間の動画再生などが可能となっている。また、電池は取り外し可能となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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