Intelは、極めて大きな処理能力を必要とするゲームやマルチメディアアプリケーション向けのハイエンドプロセッサ群に、2つめとなる6コアデスクトップチップを追加した。
米国時間7月18日に発表された「Core i7-970」の価格は885ドルで、2010年にリリースされた「Core i7-980X」(999ドル)に続く6コアチップとなる。i7-980Xと同様に、i7-970も12MバイトのL3キャッシュメモリを備えており、Intelの最新の32ナノメートル製造プロセスで製造されている。
しかし、「Core i7-980X Extreme Edition」は動作速度が3.33GHzであるのに対し、i7-970は3.2GHzで動作し、CPU Multiplier(CPU動作倍率)も「ロック」されている。つまり、i7-970は、オーバークロッキング(チップのクロック(ギガヘルツ)速度を上げること)に正式対応したチップという売り込みはされていない。
Intelは動作速度2.8GHz、価格205ドルの「Core i5-760」など、ほかのデスクトップチップも発表し、一部のプロセッサの値下げも行った。例えば、2.93GHzの「Core i7-870」の価格は562ドルだったが、今回48%値下げされて294ドルになった。Intelはまた、サーバおよびワークステーション向けの「Xeon」プロセッサについて、十数種類のモデルを廃止した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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