ノルウェーのOpera Softwareは現地時間6月21日、「Opera」安定版の更新となる「Opera 10.54」を「Windows」と「Mac」向けにリリースした。この更新は、5件の脆弱性に対処したものだが、Mac版ではセキュリティ関連以外のバグ修正も含まれる。
この5件のうち、脆弱性の情報が公表されているのは1件のみ。Windowsシステムでのフォント処理に関するもので、「極めて深刻」な脆弱性だという。Microsoftはすでにこの脆弱性に対する修正パッチを提供しているが、いまだパッチを適応していないユーザーに向けて、Operaは自社のブラウザ用に修正を行った。それ以外の4件については、問題の深刻度のみが発表されている。
Mac版のアップデートでは、インストールの前に古いバージョンのOperaが削除され、複数のバグも修正している。また、更新版では、「MacBook」のトラックパッドを使用したスクロールが3倍速くなっているという。
Windows版、Mac版のチェンジログはそれぞれ、Operaのウェブサイトから確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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