マカフィー、仮想化環境向けセキュリティにオープンソースで基盤開発

 マカフィーは6月10日、仮想化環境のセキュリティ管理最適化ソリューションとして「McAfee Management for Optimized Virtual Environments(MOVE)」を発表した。同社では現在、仮想化環境のセキュリティに関する具体的なニーズを集約し、それに対処するフレームワークを提供するためのプラットフォームとAPIを開発している。

 MOVEは、同社とパートナーが活用できるプラットフォーム。仮想化環境向けに特化されたセキュリティを実現することを目的に、各ハイパーバイザベンダーの開発方式を共通化し、各仮想マシンの外にセキュリティポリシーチェックなどの資源集約的作業をオフロードする。

 MOVEプラットフォーム上で開発された製品の設定・管理を行うユーザーインタフェースには、同社のセキュリティ管理コンソール「McAfee ePolicy Orchestrator(ePO)」プラットフォームを活用している。仮想マシンのタグ付けを容易にすることで仮想化環境内の場所やそのコンテキストを問わず、ePOプラットフォームを用いて継続的セキュリティ管理を行う。

 同社では、より強固なセキュリティを目指しパートナー各社にオープンソースとして提供し、将来の仮想化に適応できるエンタープライズ市場向けサービスを推し進めていく。またMOVEプラットフォームの活用を目的に、企業ユーザー向け製品として「A/V Offloading」を発売する予定だという。

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