富士通とレノボ、PC事業で「戦略的提携」を検討

 富士通と富士通クライアントコンピューティング(FCCL)、Lenovo Group Limitedは10月27日、グローバル市場に向けたPCの研究・開発・設計・製造に関する戦略的な提携について検討を進めていることを明らかにした。

 10月初旬にも富士通がPC事業を中国レノボ・グループの傘下に移す方針を固めたと一部の報道機関が報じ、注目を集めた。2011年、NECのPC事業がレノボ傘下となり業界を驚かせた。レノボ・NECによってすでに国内シェアはトップを実現している。

 富士通は、2月1日にPC事業を分社化してFCCLを設立し、関連事業の成長に向けてさまざまな可能性を検討してきたという。

 この戦略的提携によって、富士通のグローバル販売力、サポート力、開発や製造能力と、レノボのオペレーションを融合し、ダイナミックなグローバル市場で戦うための成功モデル目指すとしている。

 富士通はこれまでと変わりなく、富士通ブランドのPC製品とアフターサービスを世界中のお客様や販売パートナーに提供する。

 富士通とレノボは、引き続き相互にとってメリットのある提携について協議を続ける方針だ。また両社は、日本政策投資銀行と、同行による財務面および戦略面での支援について協議を進めており、詳細は決定次第発表するとしている。

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