病気の治療やクオリティオブライフ(QOL)の改善を目的として、継続的に薬を飲んでいる人は多いだろう。薬の種類によっては、子どもが口にすると危険だったり、麻薬のような負の効果をもたらしたりするものがある。そうした医薬品を安全に保管しつつ、決まったタイミングで忘れず服用することは、意外と難しい。
そこで、安全な保管と定期的な服用という2つの課題を同時に解決できるスマート金庫「iKeyp」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
iKeypは、主に薬を入れて保管するための金庫。無線LAN(Wi-Fi)でインターネット接続し、スマートフォンと連携するなどしてさまざまな機能を提供してくれる。子どもに誤って飲まれたり、他者に麻薬として乱用されたりすることを防ぐため、開けるにはキーパッドで暗証番号を入力する必要がある。スマートフォンのアプリから解錠することも可能。電池切れなどの場合に備え、機械的な鍵も用意されている。
誤った暗証番号が入力されたり、傾けられたりすると、アラームを鳴らして警告してくれる。ドアを開けたままにしても警告が鳴り、閉め忘れを防止する。
iKeypのもう1つの目的である定期的な服用は、まず、薬をキッチンや寝室、洗面所の棚など目につく所で安全に保管することで実現を目指す。さらに、薬を飲むタイミングをアプリで設定しておくと、適切な時間にアラームで通知される。そのままドアを開けないなど、飲むべき薬を飲んでいないと判断されると、改めて通知してくれる。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間10月4日15時)で約4万1000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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