家庭や職場でも、物作りに3Dプリンタが手軽に使える時代になった。ただし、3Dプリンタは成形に時間がかかるので、用途によっては「FormBox」のような真空成形機が役立つだろう。
さらに多彩な物作りを応援するため、今回はデスクトップで使える小型ウォータージェットカッター「WAZER」を紹介する。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
WAZERは、水に高い圧力をかけ、細いノズルから噴射することで対象物を切断加工する、ウォータージェットカッターと呼ばれる加工機械。切断時に熱が発生せず、粉じんが飛び散らないうえ、精密に切断できる点がメリット。
同種の加工機に比べると、本体はサイズが864×635×534mm、乾燥重量が50kg、運用時の最大重量が136kgと小型かつ軽量で、家庭やオフィスの作業場に設置できる。さらに、価格も3599ドルからと、けた違いに安いそうだ。
WAZERは、研磨剤(アブレシブ)入りの水を噴射するアブレシブジェット加工方式を採用。そのため、アルミニウム、ステンレス、チタン、銅、ガラス、花こう岩、大理石、セラミックタイル、カーボンファイバー、ポリカーボネートなど、多種多様な素材の切断に使える。
切断可能エリアは305×460mm、切断幅は1.5mm。切断可能な厚さは素材によって異なる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月11日まで。目標金額は10万ドル。記事執筆時点(日本時間9月14日16時)でキャンペーン期間は58日残っているが、すでに目標の7倍近い約67万1000ドルの資金を集めている。
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