Appleは9月7日(米国時間)にサンフランシスコでApple Special Eventを開催し、新たなiPhoneシリーズとして「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」を発表した。
合わせて、国内でも予約は9月9日午後4時1分から開始し、9月16日に発売することを明らかにした。販売キャリアはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社で、追って各社から予約方法やキャンペーンなどの詳細が発表されるだろう。
SIMフリーモデルの価格はいずれも税別で、32Gバイトが7万2800円、128Gバイトが8万3800円、256Gバイトが9万4800円。前モデルのiPhone 6sは発売当初、16Gバイトが8万6800円、64Gバイトが9万8000円、128Gバイトが11万800円だったことを考えると、現在の為替を反映してか価格は大幅に下がっている。iPhone 7 Plusは、32Gバイトが8万5800円、128Gバイトが9万6800円、256Gバイトが10万7800円となっている。
話題となっていた光沢のある新色「ジェットブラック」が登場し、これまで「スペースグレイ」としてラインアップしてきたつや消しのカラーは「ブラック」に変わった。従来の「ゴールド」「シルバー」「ローズゴールド」と合わせて計5色展開となる。ジェットブラックは、128Gバイトと256Gバイトモデルのみを販売する。なお、新製品の登場に伴い、iPhone 6/6 Plusの16Gバイトモデルはラインアップから外れ、32Gバイトと128Gバイトのみになる模様だ。価格もiPhone 6sが6万1800円〜、iPhone 6s Plusは7万2800円〜と値下げされている。
iPhone 7/iPhone 7 Plusは新たにIP67の耐水・防塵性能を備える。また、日本ではFeliCaチップの搭載により、長らく待たれていた「Suica」が使えるApple Payに対応。さらにアメリカンエキスプレス、マスターカード、JCBカード、auやソフトバンク、ドコモのdカードなども対応し、交通機関や店舗にてiPhone7/7 PlusまたはApple Watch Series 2をかざして決済できるようになる。ただし、Apple Payがサポートされるのは、日本で発売されるiPhone7/7 PlusおよびApple Watch Series 2のみとなる。
スペックは、新たに広色域に対応した3D Touch搭載 Retina HDディスプレイを搭載するほか、A10 Fusionチップ組み込み型M10モーションプロセッサを搭載。いずれもF1.8、1200万画素の明るいカメラを搭載。iPhone 7 Plusは広角カメラと望遠カメラの2つを搭載し、2倍光学ズームでシャープなクローズアップの写真とビデオを撮れるようになった。デジタルズームを使えば、写真なら最大10倍、ビデオなら最大6倍のズームで撮影できるようになる。また、ホームボタンは耐久性が高く、圧力を感知するように設計されたものになっている。
うわさどおり、3.5mmのイヤホンジャックを廃止。付属のヘッドホンはLightningコネクタがついた「EarPods」に変わった。これまでのヘッドホンが楽しめるよう、Lightningに差し込む「3.5mmヘッドホンジャックアダプタ」も同梱される。
Appleは、10月下旬にも新たなワイヤレスヘッドホン「AirPods」を発売する。価格は1万6800円(税別)。専用に設計された「W1」チップを搭載。耳に装着したことを感知し、自動的にオンになって接続されるほか、耳から離すと一時停止する。さらにはダブルタップするとパーソナルアシスタント「Siri」を起動できる。1回の充電で5時間の再生が可能。24時間以上聞き続けられるよう、複数回充電できる充電ケースが付属。15分充電すると3時間再生できるようになるという。またSiriに「AirPodsのバッテリはどのくらい?」と聞けば、残量を教えてくれる機能も持つ。
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